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IBM Watsonサービスの基本概要まとめ

先月あたりからWatsonをさわり始めてみてます。

これがまた覚える事いっぱいで一朝一夕とはいきませんね。

Watson=人工知能と言ってもそれを構成するサービスは10以上あります。

※『サービス』 = 『Watsonが持つ各種機能』

実際、さわり始めるとハードルの高さを痛感しますね。

Jeoperdy!(ジェパディ)に出てたロボットや、ペッパー君みたいなサービス作ってみよっ!

と一念発起した人たちにまず立ちはだかる大きな壁ですよね、コレ。

そこで私が私による私のためのWatson各サービスの一覧をまとめてみました。 

調べた時点での日本語対応済みかどうかを確認した結果も掲載。

いずれは自分の提供するサービスにも組み込んでいきたいと思ってます。

Conversation


このサービスでWatson上にチャットボットを作ります。
日本語対応: 実施済み
ワトソンが備えている言葉の揺らぎ認識のおかげで柔軟に反応できます。

ビジュアルエディタが用意されています。
ユーザーの質問に対してwatsonが応える選択肢などを次々とつなげていくイメージです。


watson「どのような商品をお探しですか?」→あなた「母の日に贈るものを考えている」→watson「お花はいかがでしょうか」→あなた「お花以外に何かないか」→watson「お財布などいかがでしょうか」…


といった感じでやりとりをwatsonが自動的にやってくれる。
ヘルプデスクなんかに利用する機能です。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
無料枠ありますが、25個までのインテント(質問フレーズだと思ってください)しか作れないので検証用であればといった感じです。
1カ月あたり1000件のリクエスト処理が無料で利用可能となっています。
ビジネスで使うのならば、標準プラン以上かと思います。こちらはインテントが2000個まで作成できます。1リクエストあたりにかかる$0.0025が費用となる形です。1人のお客様が20回やりとりしたとして5円程度って計算ですね。
 

Discovery


文章や発表用スライドファイルなどのデータを分析し、傾向やパターンを発見し出力します。
日本語対応:未
新薬発見などに利用されているようです。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
30日間の無料トライアルバージョンがあります。それ以上は標準プランを利用します。1カ月あたりの利用料$960~とお高め。また4000回を超えた後は1エンリッチ(※)毎に$0.01の課金が発生とのことで個人ではとても手が出せません。
※1ファイルの投入といったところでしょうか。
 

Document Conversion


HTML、PDF、Wordファイルなどを構造化テキストに変換します。他のwatsonサービスへの前段処理用といった機能です。
日本語対応: 実施済み

その他企業やオープンソースのOCRサービスも発展してきていることから費用対効果の兼ね合いで利用するかどうかが決まりそうですね。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
無料枠があり、最初の100MBまでの投入は無料となっています。その後は1MBあたり$0.05です。
 

Language Translator


テキスト翻訳機能です。
日本語対応: 未
なので、国内ではまだ使い道が少ないかもしれません。
まあ、今のところは他社の翻訳サービスを利用すればよいでしょう。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
無料枠があり、最初の250,000文字までは無料となっています。その後は1000文字あたり$0.02です。マルチバイトがどう換算されるかはわかりません。
 

Natural Language Classifier


直訳すると自然言語分類器。
日本語対応: 実施済み
投入されたテキストが何についての事柄なのか、どういうカテゴリとして判別できたかを返します。


「お金下ろしに行かなきゃ」→「銀行、ATM」
「ピッチャー、ふりかぶって投げました」→「野球」
「サバにミソかけて煮込んだもの」→「サバの味噌煮込み」


これもAIが人間とコミュニケーションを開始する際の前段処理といえるでしょう。
サービスを開始すると、自分専用のインスタンスが作成されます。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
無料枠があり1インスタンスが無料。
ユーザーからのリクエスト1000回分も無料ですが、その後は1回$0.0035。
トレーニングイベント4件/1月までが無料、その後は1回あたり$3です。
使い物になるまで育てるにはお金かかりそうです・・・。
 

Personality Insights


言葉使いや内容から、その人間の性格などを類推します。
日本語対応: 未
会社の採用基準などに使われているようです。

でも、日本語未対応かぁ・・・。

どういった使い方に応用が利きそうでしょうか。
こちらで相手のキャラクタ性を判断してAI側も話し方を変える・・・といった感じなのかな?
大人と子供への対応の仕方とか?

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
1リクエストあたり$0.02ですが、100回までは毎月無料です。
 

Retrieve and Rank


watsonの機械学習のメインフレームといったところでしょうか。
日本語対応: 実施済み
人間もしくはプログラムが訓練してやる必要があります。

watsonに正しい答えを教え込むのがとにかく大変な作業です。
その分、有用なサービスの根幹となるかと思います。

サービス提供のために、Apache Solrというオープンソースの全文検索エンジンを基にユーザーごとに領域を作成します。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
バックボーンとして起動してあるSolrクラスタ使用領域の大きさに依存します。50MBまでは無料です。その他、Rankモデルの個数(1個無料)、1リクエスト$0.00089(1カ月1000回まで無料) 、1トレーニング$2(1カ月4回無料)など費用計算の基となる要素が多いことから費用予測が最も複雑かもしれません。
 

Speech To Text


音声をテキストに変換します。watsonが言語処理するための前段処理です。
日本語対応: 実施済み
コミュニケーションツールとしては必須の要素ですね。

特に難しい事考えずに使える機能です。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
1分あたり$0.02。最初の1000分は無料で提供されます。
 

Text To Speech


Speech To Textの逆です。テキストを音声で読みあげます。
日本語対応: 実施済み
watsonを使ってみる“とっかかり”にはいいかもしれません。

watsonが提供する音声は、日本語では女性パターン1種類のみですが、昨今のボイスチェンジャー技術を応用すればペッパー君のような声もきっと出せますね。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
1000文字あたり$0.02。最初の100万文字分は無料で提供されます。
 

Tone Analyzer


テキストの内容から、人間の喜怒哀楽などを判断してくれるとのこと。
日本語対応: 実施済み?
明確には書いてないけど使った感じ、日本語入力もいけた。。。出力結果はちょい微妙でしたが。

人の感情に敏感に反応できる人工知能・・・、ロボットに慰めてもらう未来もそう遠くないかもしれません。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点1リクエストあたり$0.0088。Bluemixって小数部分細かい・・・。
毎月最初の1000回までは無料です。
 

Tradeoff Analytics


人が2つの選択肢に向き合った時、どちらを選ぶべきか。それをサポートしてくれる機能らしい。
日本語対応: 未

なんかBlueMix内のデモがうまく動いてくれない。
なので使い方がいまいちつかめなかったよ、watsonくん。
また、そのうちトライしてみる。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
1リクエストあたり$0.03。毎月最初の1000回までは無料です。
 

Visual Recognition


画像認識。投入した画像について様々な分析結果を出力してくれる。
日本語対応: -
Alchemyという企業が持っていた技術を吸収しサービス内容を強化した。

<一般種別>
画像に含まれた要素を解析し、出力する。

<顔検出>
顔部分を検出し、男性・女性や年齢を検出。帽子とか顔周りの装備があるとうまく判別できなかったなぁ。

<画像トレーニング、類似イメージ検索>
試しに、iPhoneの画像を正しい画像(ポジティブ画像)、Androidの画面を間違った画像(ネガティブ画像)としてサンプル与えてみた。
でも、結果はイマイチだったなぁ・・・(遠い目)
↑サンプルの数が少なかったかもしれません。50個ずつでしたし。

■ざっくり価格 ※2017/2月時点
1日あたり250画像ファイルの投入が無料の無料プランと、投入ファイルごとに$0.002~$0.10の課金。利用している地域で利用料が異なるって事かな?よくわかんないです。
 

ざっと見てもらっただけでこれだけあります。

ペッパー君ってどれだけたくさんのサービスを組み合わせてるんでしょうね。

  • 人の音声を認識して(Speech To Text)
  • 話題を判断して(Natural Language Classifier)
  • さわりのお返しから受け答えを繰り返して(Conversation)
  • 有用な答えを探しだして(Retrieve and Rank)
  • それらの返答は音声で返す(Text To Speech)

軽く見積もってこんな感じでしょうか。

実際に利用する時も、Document ConversionやLanguage Translator、Speech To Text等の前段処理を利用してデータを溜めてRetrieve and Rank等でWatsonに取り込んで(このあたりはWatsonがうまく連携)答を溜めこみ、必要な時に取り出し出力する(ConversationやText To Speech)といった感じですね。

とりあえず、まずはIBM BlueMixのアカウントを取得しないと話になりません。
ご覧頂いたとおり、いきなりお金が取られるわけではありませんので、気軽にチャレンジしてみてください。

Watsonを使いこなせるかどうかはアナタ次第です!


スタンプよろしくです★

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