AWS環境にVNC接続するための簡易構築方法を書く。
まず、起動するインスタンスだがAWS Linuxは標準でGUI環境を無効化している。
いろいろと面倒なのでUbuntu Linuxを起動する。
※インスタンスのグレードはt2.microでもとりあえず動いた。
Ubuntuが起動したら以下の手順でVNCサーバを起動する。
# sudo su ルートユーザになる # apt-get update 最新のモジュールを取得 # apt-get install vnc4server # vncserver パスワードを決める # netstat -an | grep 5901 以下のような表示がされること。 tcp6 0 0 0.0.0.0:5901 0.0.0.0:* LISTEN
# vi /root/.vnc/xstartup 以下2行をアンコメント unset SESSION_MANAGER exec /etc/X11/xinit/xinitrc 実行権限を付加。 # chmod +x /etc/X11/xinit/xinitrc # vncserver 起動する。 サーバーの停止は # vncserver -kill :番号
VNCビューワーをクライアントのマシンにインストールしてアクセスする。
今回はReal VNCを使った。
アクセスする際のURLに以下のように入力。
サーバーのIPアドレス:5901
パスワードを聞かれるので入力すると画面が表示される。
※上記、接続がうまくいかない場合はAWS側のEC2におけるセキュリティグループの設定で5901ポートがアクセスできるようになっているか、など確認。
ただ、上のような殺風景な画面だとGUIの意味がない。
gnomeを入れる。
# apt-get install gnome-core gdm
gnomeのGUIが表示されるようVNCサーバの設定を変更する
# vi /root/.vnc/xstartup 以下をコメントにする。 #exec /etc/X11/xinit/xinitrc ... #vncconfig -iconic & #x-terminal-emulator -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & #x-window-manager &a 以下を追記。 exec gnome-session & gnome-panel & gnome-settings-daemon & metacity & nautilus -n & gnome-terminal &
日本語表示化
# apt-get install language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc # update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" # apt-get install lxde fonts-ipafont-gothic
一応、目的は達成。
後は日本語の入力が課題か・・・